「ホロバチョック」は現代ウクライナの人形作り職人の技を伝授しました

2022/9/17

9月17日、ウクライナ日曜学校「ホロバチョック」(一般社団法人ジャパン・ウクライナパートナーズ)は、ウクライナ外務省の支援および在日ウクライナ大使館の協力により、生徒とその保護者を対象にワークショップを開催し、現代ウクライナの人形作り職人のノウハウを活かして、お守り「モタンカ人形」を創作しました。

モタンカ人形作りとは、針を使わず、布と糸だけで人形を作るウクライナの伝統的な手芸です。この人形作りは、古くからウクライナ全土で庶民に親しまれ、数世紀に渡って継承されていましたが、1世紀近くに及ぶロシアの政治的干渉により、その技術は部分的に失われました。21世紀に入り、伝統芸の職人たちによる丹念な創作作業と努力により、モタンカ人形作りが復活しました。

このワークショップでは、現代のモタンカ人形作りの巨匠のひとりの作品を紹介し、家族の守り神である母親を象徴する人形「女主人」を作りました。今回、参加者がこの人形作りに挑戦したのは初めてでしたが、子どもたちはもちろん、保護者も創作技術を見習って、丁寧にお守りを作っていました。

ウクライナ人親子の心がこもった、伝統的な人形作りの規範による素晴らしい手芸品ができ上がりました💙💛